サクセンダのお取り扱いを開始しました①
サクセンダのお取り扱いを始めましたので、ご案内いたします。
サクセンダはアメリカの抗加齢学会のペプチド薬のセミナーでも、メトホルミンに続くアンチエイジング薬として大変期待を持たれているお薬です。
もちろん食事改善や運動などで生活習慣病を改善できる場合は、それに越したことはありませんが、
なかなかご自身の生活をコントロールするのが難しい方などが利用されると、驚くほど楽に食事のコントロール、ひいては生活習慣病のコントロールができる可能性があります。
治療法のページがまだできておりませんので、こちらに大まかな治療内容を記載いたします。
《サクセンダとは》
欧米(アメリカの厚生省にあたるFDA、EU加盟国28カ国)や韓国で肥満治療薬として認可されているGLP-1受容体作動薬(成分;リラグリチド)です。
日本では同じ成分であるビクトーザが糖尿病薬として厚生省から認可されています。
単に肥満を改善するだけではなく、生活習慣病(糖尿病や心血管障害)を予防、改善する効果があるため、予防医学、抗加齢医学の観点から、新しいアンチエイジング薬として、健康寿命やひいては寿命そのものを伸ばす効果があるのではないかと大変注目されているお薬です。
1日1回、お腹などの部位にご自身で皮下注射をしていただきます。
使用期間は3ヶ月〜1年を目安にしてください。
《GLP-1とは》
GLP-1は、食後、血糖値が上がると満腹感のサインとして小腸で分泌されます。GLP-1には脳の食欲中枢に働きかけたり、腸管の動きをコントロールして食欲を抑える効果、インスリンの効きを改善し、血糖コントロールを安定させる効果などが報告されています。
GLP-1の分泌量が減ると、食欲が抑えられず、食べ過ぎて太りやすくなってしまう可能性があります。
GLP-1には代謝を高める働きもあるため、食欲のコントロールと合わせて、生活習慣病を改善する効果が期待されています。
《他のGLP-1受容体作動薬との違い》
サクセンダの成分であるリラグリチドは、他のGLP-1受容体作動薬と比較して、生体で産生されているGLP-1とのアミノ酸配列類似性のパーセンテージが高い(97%)とされています。
《厚生省からの注意勧告》
糖尿病がない方への処方などで健康障害を引き起こす可能性を懸念する厚生省からの注意勧告が出ています。
サクセンダは食欲を抑制する作用が強く、低体重の方が使用されますと痩せすぎなどの健康障害を引き起こす可能性があるため、BMIなどで低体重になっていないか確認することが大切です。
低体重がない方などに対しては、サクセンダで低血糖などが起こるリスクは極めて低く、今後起こる可能性のある生活習慣病のリスクを減らす可能性あるため、特にご自身で体重を落とすことが難しい方などへの処方は大変意味のあるものだと考えます。
《副作用》
胃のむかつき、吐き気、食欲不信、倦怠感、下痢、便秘など
治療初期に起こりやすく、少量から徐々に使用量を増やすことなどで、症状を軽減します。
《リスク・注意点》
次の患者様は治療を受けることが出来ません。未成年の方、妊娠中、授乳中の方、BMI18未満の方、他のGLP-1受容体作動薬(ビクトーザなど)をお使いの方はご使用いただけません。
基礎疾患(糖尿病、甲状腺疾患、膵臓疾患)のある方は、使用できない可能性がございますので必ず事前にご申告ください。
お費用は、
・3本セット(1箱)が45,000円(税別)で1本あたり15,000円、
・1本 18,000円(税別)
になります。注射針と消毒用アルコール綿が、3本セットでは50セット、1本ですと20セットお付けいたします。
また初診料、診察料、送料は無料になります。