ナチュラルホルモン補充療法とは

ナチュラルホルモン補充療法

ナチュラルホルモンは、天然ホルモン、バイオアイデンティカルホルモン、生体同一性ホルモンとも言います。 もともと私たち人間の体で分泌されているホルモンと全く同じ分子構造のホルモンを補充する治療法です。

年をとれば閉経が訪れたり、ホルモンの値が低下するのはごく自然のことですが、自然ではない病的なホルモンの低下やそれに伴う心臓病や血管の病気、骨粗鬆症や認知症は、ナチュラルホルモンを補充することで、予防や治療が可能です。

欧米などの先進国ではホルモン補充療法は常識化しており、普及率の高いオーストラリアでは50%以上、他諸国でも30~40%の方が行なっていると言われています。

いつまでも若々しく元気でありたいと強く願う全ての方に、ナチュラルホルモン補充療法は十分に検討に値する選択肢となります。


補充を行うナチュラルホルモンの種類

甲状腺ホルモン
DHEA
エストロゲン
プロゲステロン
テストステロン
プレグネノロン
ビタミンD3
副腎皮質ホルモン

各ホルモンはお互いにバランスを取り合い、調節しあいながら働いているため、これらのバランスを総合的に改善させることが大切です。

ホルモン補充療法で期待できる効果

詳しくは各ホルモンのご説明をご覧ください。ただし以下のお悩みや病気の原因は、「ホルモン不足」である可能性があります。

女性の悩み・病気
更年期障害
PMS(月経前症候群)
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
骨粗鬆症
美肌
不妊症
子宮内膜症
膣の萎縮・乾燥
性欲の減退

男性のお悩み・病気
体脂肪の増加・肥満
加齢臭
勃起不全・性衝動の低下

性別に関わらない症状・病気
不眠症
倦怠感・疲労感・うつ
心臓病・血管疾患
認知機能の低下
免疫力の低下
生活習慣病


人工ホルモンとナチュラルホルモンの違い

ナチュラルホルモン補充療法は、一般の保険診療で更年期障害などに対して行われるホルモン補充療法とは全く別物です。 一般に使われているホルモンは乳がんや子宮ガンのリスクを増やすことが、2002年(米国)と2003年(英国)の大規模な臨床試験で示されています。 一方、ナチュラルホルモンに関しては、安全で効果的なことが繰り返し報告されています。日本の研究では、ナチュラルなエストロゲンを補充することで、乳がんや子宮がんのリスクを高めることなしに、低下した骨密度を改善できることが報告されています。またフランスとスウェーデン、米国の4年間追跡調査した研究でも同様の結果が報告されています。

基準値と適正値の違い

基準値は病気でない値、適正値は健康状態がベストになるためのホルモンの値です。老化現象を食い止め、若々しさと健康を目指す場合は、基準値内ではなく、適正範囲内を目指すことが大切です。

検査の方法

ナチュラルホルモンの治療の前には検査が必要です。 唾液検査と血液検査がございます。遠方にお住まいで遠隔診療を希望される方は唾液検査が適応となりますが、ご来院いただいた患者様に対しては基本的に血液検査での検査をお勧めさせていただいております。

検査ホルモン血液検査9項目13,530
上記 + rT3、プレグネノロン49,830
ホルモン唾液検査総合ホルモンパネル  51,150
ホルモン唾液検査総合ホルモンパネル+CARアドオン58,190
ホルモン剤DHEA 5mg100錠3,410
DHEA 25㎎60錠6,600
プレグネノロン60カプセル2,310
プロゲステロンクリーム25㎎/ml または 50㎎/ml  30ml12,100
プロゲステロンタブレット3か月分27,500
エストロゲンクリーム30ml12,100
テストステロンクリーム女性用 50mL27,500
男性用 50mL35,200
甲状腺ホルモン90錠30,800
ビタミンD3+K260カプセル2,970
ビタミンD3100カプセル2,150
メラトニン 3㎎60カプセル3,300
100カプセル4,400
メラトニン 20㎎60カプセル10,516

※価格は税込