リコード法をサプリメント中心の治療と誤解していませんか?

検査結果が出るまでの期間

リコード法は、機能性医学です。薬治療の薬がサプリメントに変わっただけと、まさか誤解はしていないとは思いますが、サプリメントをしっかり飲めば、アルツハイマー病が改善するというのではありません。

あくまでも、サプリメントは一つの要素です。しかも、重要度からいうと、家族とのつながり改善や、睡眠改善などよりも、下に来ると考えられます。

第1に大切なのは、家族や社会とのつながりです。2番目が、ストレス対処法です。これは、がんやうつや、その他難病治療でもその順番と考えてほぼ間違えありません。Anderson Cancer Centerの先生が書かれた本(Anti cancer Living)では、がん治療の生活改善の重要度の順番を、このようにはっきりと示しています。機能性医学の観点から、がんも認知症も同じ順番で重要であると理解されます。

認知症になった時のご本人の混乱ややるせなさは、計り知れません。私の自身の認知症予防のモチベーションは、完全にこの事です。さぞ辛いだろう、さぞ情けない思いだろう、さぞ悲しいだろう。そう思います。そんな時、家族の優しい言葉や家族の温かいまなざし、社会の心あるサポート、これらが自分に向けられたらどんなに救われるか、想像しただけでなぜか涙が出そうです。これが第1番目です。患者さんを理解したい。心より温かくサポートして差し上げたい。そのような環境をこの日本に作りたい。そう望みます。

第2番目は、ストレス対処法です。認知症を発症された方、予防されたい方、全員に共通するのは、身体を動かすことだと思います。もしも、自ら体を動かしてくださらないのであれば、腱引きは一つのツールです。

重症のうつを発病され、何度も入院を繰り返していた方が、1週間1日数回の小口先生の腱引きを受けたことで、劇的に状況が変わったことを、うつを患っていたご本人からお聞きしました。腱引きで体の機能の一部(とくに運動機能)が良い具合に刺激されたのでしょう。

感謝の日記・散歩・運動・瞑想・好きな音楽・趣味、、、これらをぜひ、認知症を発症していても取り入れて、少しでもストレス対処をしてほしいです。認知症を発症されている方のストレスは、想像を絶します。そんな時に、そのストレスから少しの時間でも離れることができるのなら、その間だけでも心は落ち着きます。ストレスホルモンの放出が少しでも減ることが、次への希望を生みます。

第3番目は、睡眠です。リコード法では、簡易睡眠時無呼吸検査を行います。この検査が、リコード法基本検査項目に入っていないのであれば、そちらの医院はリコード法をしているとは言えないというくらい、重要です。ブレデセン医師も、良質な睡眠が必要である事については非常に強調しています。

無呼吸低呼吸指数(AHI)が5以上あれば、しっかり無呼吸対策に取り組む必要があります。決め手は、今のところCPAPです。あとは、普段から口呼吸をやめる必要があります。今、予防で取り組みたい方は、夜はCPAPに口テープ。昼の間は、会話をするとき以外は必ず口を閉じて生活することを試みる必要があります。

睡眠を悪化させる、コーヒーは午前中の早い時間のみ、アルコールは極力やめて、寝室は真っ暗に、パソコンやスマホなどは寝室に持ち込まない。メラトニンの前にしなくてはならないことが沢山あります。

さ、そのあとで
つまり、
第4番目と第5番目が、運動と食事(栄養)です。この食事にサプリメントが入ります。

食事(栄養)についても、まだまだサプリメントよりも大切なものがあります。サプリメントにお金をかける前に、リブレに投資してほしいです。リブレは、持続間質液糖測定器です。ケトン測定電極や自己採血器具を購入使用すれば、血中ケトン体も同じ機器で測定できます。これにより、摂取糖質を減らし、ケトン体質になる事の方が、サプリメントを必死になって買いため仕分けするよりも、ずっと効果が期待できます。

BFLクリニックでは、リコード法の必須アイテムとして、最初に皆さんにリブレセンサーをつけてもらっています。これは、予防でリコード法を始める方もです。リコード法検査のみのコースの方も、BFLクリニックで検査後に、サプリメントなど販売品の患者さん用パスワードを発行いたします。そちらから、リブレや自己採血器具もご購入いただけます。

その他、リコード法の場合、栄養にホルモンやデトックス治療の方法も関わってきます。これらは、食品やサプリメントでもある程度行えます。ただし、医薬品を使う場合には、医師でなくては処方できません。

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と考えると、サプリメント選定で悩んでいる前に、第1~第3を先に対処する、そして栄養面でもサプリメントよりもケトン体質になるように対処する方が、リコード的には正しいと考えます。もちろん、サプリメントも同時に始めることが出来れば、それに越したことはありませんが、、。

さ、予防でリコード法をしたい方も、治療でリコード法をしたい方も、すぐにサプリメントを始めようと時間を膨大に使う前に、第1~第3+ケトン体質になる事を重要視してください。追加ですが、第3の睡眠では、CPAPつけたら認知機能が改善したという話も聞いています。CPAPは保険適応にならなくても自費で装着することもできますので、ご検討されたい方は、まず当院の検診を受けてください。睡眠時無呼吸簡易検査(送料別)15,000円(税別)結果説明ありを、ご利用ください。