認知症治療で大切なこと・・・
寝不足でなんだか頭がボーッとする時、
病み上がりで体調が万全じゃない時、
普段より疲れやすくて本調子じゃないなどあると、
集中力が低下し、仕事の効率も低下、なんだかイライラして人に対してあたりが強くなってしまったり、、、
そんな経験はありませんか?
認知症の患者さんも同じことだと思うのです。
患者さんの認知機能を高めるためには、
そもそも患者さんの体調を良くすることが重要だと思います。
認知機能障害がない私たちでも、例えば前述のような不調があったら、
ボーッとしたり、注意力が散漫になったりするのだから、
患者さんの体調が悪かったら、
そりゃあ気持ちが落ち込んだり、逆に攻撃的になったり、
はたまたそのようなストレスは酸化ストレスを増やして炎症を促進したり、
免疫を低下させて感染を助長させたり、
いわゆるアルツハイマー型認知症の、
リコード法で言われる36個の原因に関連してしまいます。
そして体調を良くするには、リコード法を実践しようと思う皆さんならご存知のように、
ストレス解消、睡眠、運動、食事を整え、
デトックス(毒素、炎症の改善)をして、
検査で必要な栄養素などのサプリメントを補ってあげる。
すると体調が良くなり、シナプスが増えてくる、
というまさにリコード法そのものの治療になります。
機能性医学では、健康と病気は、100 か 0 かではなく、
スペクトラム状に続くもので、
病気の予防が治療にそのまま繋がることが良くあります。
体調を良くする、というのはアルツハイマー病や他の認知症でも、
治療であり、予防法です。
患者さんはもちろん、介護者の(精神的、肉体的)負担もすごく大きい認知症という病気だからこそ、
介護者の方も一緒になって、リコード法を実践してほしいと思います。