IPT療法をご存知ですか?
本日は、現在好評発売中の『統合医療でがんに克つ』から、IPT(インスリン増感療法)についてのご紹介です。
毎月「リオルダンクリニック通信」と題しまして、リオルダンクリニックにいた2019年6月号から毎月寄稿させていただいております。
詳しくは、下の紙面PDFをご覧いただきたいのですが、
インスリン増感療法とは、Insulin potentiation therapyの略で、インスリン強化療法とも訳したりします。
簡単にいうとがんの治療目的に、まずインスリンを使って血糖値を下げ、十分に血糖値が下がったところで抗がん剤を入れることで、抗がん剤の量は通常の2割程度と少なくても、がん細胞に集中して取り込まれるため効果はバッチリ、というような治療法です。
抗がん剤の量が少なく、健康な細胞には取り込まれる量がかなり少ないため、副作用は通常ありません。
日本ではまだまだ知名度の少ない治療法ですが、アメリカやヨーロッパでは多くの医師が患者さんに行っている治療法です。
私自身がもしも、がんを罹患したとして、抗がん剤が割と効果があるタイプのがんだったら、絶対に行いたいと思う治療法です。
簡単ですがIPT治療のご紹介でした。
今年はコロナで無理でしたが、いつか私も自分で治療できるようにしっかり勉強したいと思っています。
がん治療で行き詰まっている方に、届いて欲しい治療です。