リコード法的運動とは??
認知機能の低下を改善する上で、運動は欠かすことができない要素の一つです。
運動することで、体重を管理したり、高血圧や糖尿病傾向(インスリン抵抗性)、炎症を改善したり、将来脳卒中や心臓病になるリスクを下げてくれます。これらにはもちろん科学的な証拠がたくさんあります。
というわけで、いざ、脳のために運動をしようと思った場合、どのような運動が、認知機能の改善には良いのでしょうか?
今回は、アポロヘルスの運動のガイドから抜粋してご紹介しようと思います。
まず、運動には有酸素運動と筋トレがありますが、どちらがいいのか、という問題です。
認知症予防だけでいうと、有酸素運動の方がオススメです。有酸素運動をすると脳の血流が良くなったり、神経栄養因子(BDNF)を増やすことができ、新しい脳細胞の発生を刺激することができます。
もちろん筋トレも、筋肉量をアップさせることで、脳の萎縮を防ぎ、脳機能を改善させるとされていますが、もしもどちらかというと、有酸素運動、というわけです。
理想は有酸素運動と筋トレの組み合わせなので、出来る方はもちろん両方されてくださいね。
さて有酸素運動をするのが良い、ということがわかりましたが、ではどのくらい有酸素運動をしたら良いのでしょうか。
毎日、少しでもスキマ時間があれば、数分ずつでも、合計の歩く時間が30分以上になるように心がけてみてください。
フィットビットやアップルウォッチなどの活動量計を使って(もちろん万歩計でも)、合計10000歩を目標とすると良いと思います。
歩くときも、ただ漫然と歩くのではなく、
できれば外に出て、お友達と一緒に会話をしながら、
1人の時には音楽を聴きながら、仮名を逆から言ってみたり認知トレーニングをしながら歩くと、さらに効果的です。
運動を楽しむことを忘れないでください。
もちろん家事をしながら少し普段より多く動いてみたり、
毎日使うエレベーターを階段で登ってみたりするのも、認知症の予防や改善に役立ちます。
運動はすればするほど気分が良くなり、さらに運動したいと思うようになります。
まずは最初の第一歩を踏み出してくださいね。
運動を日課にしていただき、認知機能を改善させる最強のツールをぜひ活用してください!