統合医療でがんに克つ

現在発売中の、『統合医療でがんに克つ』、というがん治療に関する雑誌に、

「リオルダンクリニック通信」 と題して連載をさせていただいています。

 

今月号は、がん治療に必須のケトン食について書いています。

ケトン食というと、日本では減量目的に行うイメージが強いかもしれませんが、

アメリカなど統合医療先進国では、

がん治療の「基本のき」として定着しています。

 

ケトン食ががんに効く理由は、様々ながんに共通する代謝異常をターゲットとするからで、

がん細胞が正常な細胞とは違って、

エネルギーを得るのにすごく効率の悪い代謝をしないといけないので、

それをブロックするケトン食は、がんを積極的に殺しにかかる治療法だと言えます。

 

もちろんその他にもケトン食ががんに効果がある理由は色々ありますが、

少し難しい言葉を使って説明すると、

促進:ケトン体産生、オートファジー、脂肪酸酸化、SIRT1、AMPK、ミトファジー

ブロック:ヒストンの脱アセチル化酵素、解糖系、インスリン(IGF1, mTOR, p13K)、活性酸素や炎症、UPC2アップレギュレート下でのATP合成、脂質生成

など、科学的に納得できる根拠がたくさんあります。

 

決して怪しい食事法ではありません。

 

嘘だと思う方は、世界の統合医療の学会へ行ったり、

アジェンダを見てもらったら、

いかにケトン食ががん治療の基本として世界で受け入れられているかわかると思います。

 

具体的な炭水化物の量としては1日当たり、

がんがあっても元気な方は12~16g、

手術から回復中、化学療法や放射線治療中の方、甲状腺疾患やホルモンバランスの不均衡がある方は、20~25g

でスタートされるのがいいと思います。

 

ジャンプスタートしたい方は、その前に3日間程度のファスティングをするのも効果的です!

 

下のリンクから今月号を読めますので、興味がわいた方はぜひご覧ください!

 

 

リオルダンクリニック通信の内容は、

『統合医療でがんに克つ』の発行元 株式会社クリピュア さまのご厚意により、

BFLクリニックのHPでも読んでいただくことができます。

トップページの下の方にあるので、こちらもぜひ。

 

もちろん、毎月たくさんの統合医療の最新情報を知ることができる

『統合医療でがんに克つ』は、多くの患者さんや先生がたにも読まれている人気の雑誌なので、

もしもがんの患者さんで、読んだことないよ、という方は、

ぜひ一度目を通されて見てください!