リコード法と環境毒素

21世紀に暮らす、私たちが直面している最も大きな問題のひとつは、『環境毒素』と言えます。

認知症も関係あります。がんも、糖尿病も、ホルモン異常も、ADHDなども、もちろん、うつも、、、。機能性医学的には、病気の主な原因は、炎症と栄養素の不足と毒です。その毒の中でも、環境毒は大きな割合を占めています。

さて、リコード法について、この環境毒との関係を少し書きたいと思います。
リコード法では、もちろんこの問題を大きな因子としてとらえています。

まず、基礎編として、環境毒にはどんなものがあるか、さらっと見ていきます。

1、殺虫剤・農薬・防カビ剤・殺菌剤・消毒剤

 これは、想像に難くないですよね。細菌や昆虫を殺すものですから、人間にも悪いことは、当然です。皮膚につかなくても、気道を経由して人間の体にも入って来ます。無臭の蚊取りなどは、警戒感をなくすので、良くないですね。私は、使いません。蚊帳などで対処しています。
 また、畑にまかれる農薬は、私たちの口から身体に入ってきます。無農薬野菜を選びたいものです。無農薬野菜が手に入らない場合は、20秒以上よく洗ってください。

2、パーソナルケア商品
 通常のシャンプーや石鹸やデオドラント、香水、化粧品、ローションなど。商品の成分を見ると、確かに、カタカナがこれでもかってくらい書かれています。化学物質の塊です。
 これらの科学物質は、認知症だけでなく、ガン、糖尿病、ホルモン異常、うつ、その他の炎症、ADHD、などなど多くの疾患と関係しています。
 ジエタノールアミン・プロピレングリコール・ラウリル硫酸ナトリウム・フタル酸など避けたいですね。

3、家庭用洗剤

 ホルムアルデヒド・エチルベンゼン・石油化学製品・塩素・ベンゼンを避けるためにも、食器用洗剤やオーブン用洗剤や衣類洗剤、その他にも各種洗剤を使うのをやめましょう。ドライクリーニングも避けたいですね。
 トイレ掃除には、酢を薄めて使うときれいになります。食器は熱いお湯で洗えば油も大体落ちます。私は、やけどしないように、ゴム手袋2枚重ねで食器を洗っています。洗剤をどうしても使いたい方は、オーガニックで毒性のない物を使いましょう。

4、プラスチック

 フタル酸は、がんやホルモン異常を引き起こします。リコード法の基本検査でホルモンも調べますが、ホルモン値が足りない方も多いです。フタル酸は、プラスチックに含まれています。柔らかなプラスチック製品はフタル酸が使われています。プラスチックの数字でみると、1・2・4・5が比較的安全ですが、3・6・7は危険度が大きいので避けましょう。

5、くっつかない調理器具

 ペエルフルオルオクタン酸(PFOA)が使われていますが、これは、230℃でコーティングが壊れだし毒性のあるガスがで始めます。たったの230℃です。怖いですね。

 ステンレス・鉄の調理器具を使いましょう。ブレデセン先生もおすすめです。

6、水道水 

 1週間水道水を飲むよりも、一度水道のシャワーを浴びる事の方がより多くの毒を吸収するのだそうです。気道から吸入してしまいます。シャワーヘッドにアスコルビン酸を入れることのできるものがあるそうです。そのようなものを使っても良いですね。

7、重金属
 歯のアマルガムがあるか、リコード法ではチェックします。そのほか、BFLクリニックのリコード法基本検査では、水銀の蓄積だけでなく排泄能も検査します。

8、食べ物からの毒摂取
 肉の中には、その動物が食べていた穀物にかかっていた農薬が入っています。ホルモン剤や抗生物質も入っている可能性があります。
 加工品には、酸化した毒性のある油や、着色料、保存剤も入っています。これら、みんな毒なのです。
 リコード法では、良質な肉とカラフルな野菜をおすすめしています。そして、良質な油です。

9、家庭用品や家具
 ホルムアルデヒド・ベンゼン・トルエン・キシレンなどが放出しています。ポリウレタンの枕やマットからは、難燃剤の毒が~~。
 リコード法2.0認定コーチは、寝具についてもコーチングしているようです。

10、カビ
 生物毒素の代表格。家のカビが症状の元かもしれません。疲れや不眠がカビの毒素によることも多いのでは、、。
 ブレデセン医師も、特に注目しています。

これらの毒を、デトックスすることも大切ですが、ブレデセン医師も言っているように、まずは、身体に取り込まないようにしましょう。デトックスについては、また次回書きます。

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