ヘンプ(麻の実)とは
ヘンプは、良質のタンパク質・脂質を適切に摂ることができ、ミネラルが豊富なスーパーフードです。
ヘンプのタンパク質
ヘンプは、卵、大豆、乳製品、肉、魚などに負けないくらいタンパク質が豊富で、必須アミノ酸9種類がすべて含まれています。 タンパク質が消化されるとアミノ酸に分解され、筋肉や内臓、皮膚などの材料や酵素などが作られます。私たちの身体を構成しているアミノ酸には20種類あり、そのうち9種類のアミノ酸は体内で作ることができず必須アミノ酸と呼ばれ、食べ物から摂取する必要があります。 ヘンプに含まれるEDESTIN(エデステン)と呼ばれるタンパク質は、消化しやすいので、胃腸への負担が少なくてすみます。
ヘンプの脂質
ヘンプには、必須脂肪酸であるαリノレン酸(ω3脂肪酸)とリノール酸(ω6脂肪酸)が、理想的なバランス(1:3)で含まれます。
ヘンプのミネラル
ヘンプには、マグネシウム・亜鉛・鉄・銅といったミネラルが豊富に含まれます。 ミネラルとは、身体に必要な微量成分です。ミネラルは骨などの身体の組織を構成したり、身体の調子を整えたりする働きがありますが、体内で生成することができないため、食事から摂取しなくてはなりません。
ヘンプには主に3種類の加工法があります。
ヘンプシード・・・ヘンプの実の殻を取り除いた種子
ヘンプオイル・・・ヘンプシードを低温圧搾で抽出したオイル
ヘンププロテイン・・・ヘンプオイルを取った後の種子を殻ごと粉砕した粉末
特徴と摂取方法
ヘンプシード
1日大さじ2杯(約20g) 全体の、30%がタンパク質、50%が油分です。 20gで、約2gのオメガ3と約6gのタンパク質を摂ることができます。 ミネラル(亜鉛、鉄分、マグネシウム)や、ビタミン(ビタミンB1、B6、葉酸)も含まれています。 酸化を防ぐため、開封後は冷蔵庫で保管してください。 なるべく加熱しないで、ゴマのような感覚で使うと、食べやすいです。
例) ・胡麻和えの代わりに ・ご飯のふりかけに ・スープやサラダのトッピングに